ペット臭を超える臭い ブログをお読みいただきありがとうございます。渡辺です。 最近印象に残った現場について書きたいと思います。それはゴミ屋敷なのですが、同時にペットの匂いも強烈に残っているという二重の大変さの現場でした。 いつもしているマスクでも多少の臭いは消してくれるのですが、今回の現場はそんなマスクのフィルターなんていとも簡単に突き破ってきました。 ただ家の中に入っただけで強烈なペット臭。それだけならいいのですが、おそらくペットを飼っていたケージの中に大量の動物のフン。 見た目的にも私のメンタルを削ってきて中々に大変でした。ただ、ここまでフンがたくさんあるということは飼い主の方がいなくなった後もしばらくそこにいたのか、それともそんな状態でずっと飼われていたのか、詳細は詳しく分かりませんが、ペットも相当過酷な状況だっただろうことは想像がつきます。ゴミ屋敷で暮らすことは自分だけでなくペットにとっても過酷な環境を押し付けてしまうということを強く感じました。 ゴミ屋敷ということで例に漏れず、埃やチリがものすごいので、私はいつものマスクから防塵マスクに変えて作業をすることにしました。 このマスクですと、いつものマスク以上に匂いを消せるので他のゴミ屋敷や土埃がすごい現場でもほとんど臭いを感じずにすみ大変ありがたいのですが、今回は作業中にどういうわけかそれでも臭いがしてきました。 ペットの匂いでも土埃の匂いでもありません。答えはあれです。排泄物です。もっとラフにいうと、おしっこです。 防塵マスクでは、おしっこには敵わないのです。 今回の現場、住まわれていた方が非常にたくさんペットボトル等に溜め込んでおりそれを排出する作業が必要でした。 そのために、大量のそれを処理する必要があるのですが、心理的なものに加えて現実問題として強烈な臭いをはなってきます。 なんとこの現場はゴミ屋敷、ペット臭に加えて排泄物の臭いもあるという三重苦の現場でした。 ここで私はさらにマスクを変えることにして、毒ガス用のマスクを装着。 なんと、このマスクは最強です。 その匂いすらも遮断してくれました。 マスクのおかげで滞りなく作業を進めることができ、かなりの部分を綺麗に片付けることができました。 綺麗に片付けた、といっても作業が終わった後でも家から出るまで私はマスクを外すことは決してしませんでしたが笑 この仕事をしていると、身近な場所に非常に過酷な状況で暮らしている人が多いことに本当に気付かされます。 そういった方々が少しでも減ってくれたらいいなあ、と思うばかりです。 皆様もなるべく物を増やさないよう心がけていただきたいと思います。 そして私自身も気をつけなければ、と強く感じさせてくれる現場でした。 お読みいただきありがとうございました。 渡辺