【社長 小口】火災現場の消臭

2025年03月07日

今年に入ってからボヤ消臭の問い合わせが6件ほどありました。

そのうちの2件は全焼や半焼で電話でのご相談でした。

残りは実際の現場で現地調査とお見積もりをさせて頂きました。

ニュースでも毎日のように火災が起こっております。

比較的に被害の少ない部分的なボヤでも、ススで真っ黒になってしまった天井や壁、強烈なボヤ臭、指でなぞると真っ黒になります。

火災現場は特有の臭いがいちばんきついです。

これは慣れることはありません、人間の本能、命の危険を知らせる臭いです。

本当にストレスが強く被害にあわれた方はどうすることもできません。

どんなにススを拭いてもこの強烈なボヤ臭を消すことはできないでしょう。

私達はこの臭いを消すために色々な手法で立ち向かいます。

解体もしますし、ススもできる限り落とします。

ススは厄介で拭くと伸びてしまい簡単には清掃できません。

まずはホウキやマイクロファイバーでススを払い落とします、その後専用の薬液を使用して吹き上げます。

ススが舞うので専用のマスクをして挑みます、コゲ部分は削ったりコーティングをしたりと臨機応変に対応します。

とにかくススを払い清掃します、どの部分や場所にススが溜まるのかを私は知っています。

その後火災臭専用の消臭剤を噴霧、塗布して最後にオゾン発生器を使用して空間のボヤ臭を分解します。

もちろんただオゾン発生させるだけではなく、濃度や時間、温度、消臭液の濃度や塗布分量など材質や臭いに応じて変えていきます。

この地道で実は科学的な作業を繰り返し行うことが肝要でして、この作業をしっかり行わないと消臭の効果が実証されません。

2月は2件作業しましたが、3月も1件、外壁の工事が終わったら、(もらい火事、隣の家が全焼して壁が燃えた)依頼があると思います。

引越しシーズンで移動の時期なので、弊社も忙しく毎日やっておりますが、ご依頼様の期待に応えるため日々研究努力しております。

お困りの際にはご相談だけでも良いのでお声掛けください。

力になります!

GOEN 小口

ホウキとスス

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