遺品整理の現場で聞いた、あまりにも重い「相続の話」
こんにちは。
株式会社GOEN 代表の小口です。
先日、遺品整理のお見積もりでお伺いしたお宅で、
とても考えさせられるお話を伺いました。
■ 相続で揉め、現在は裁判中
そのご家庭では、親御さんが亡くなられた後、
相続を巡って兄弟間で深刻なトラブルになっていました。

話を聞いて、正直言葉を失いました。
・30年以上まったく音沙汰のなかった弟
・四十九日にも顔を出さなかった兄
この二人が、
遺産の取り分を巡って争っているというのです。
結果として、話し合いはまとまらず、
現在は裁判中とのことでした。
■ 「家族だから大丈夫」は、もう通用しない
遺品整理の仕事をしていると、
こうした相続トラブルの話は、決して珍しくありません。
普段は連絡を取らない兄弟でも、
「お金」や「不動産」が絡んだ瞬間、
関係が一変してしまうことがあります。
「うちは大丈夫」
「兄弟仲がいいから問題ない」
そう思っていたご家族ほど、
後になって深刻な争いに発展するケースも多いのが現実です。
■ 遺品整理は、家族の本音が露わになる場
遺品整理は、単なる片付け作業ではありません。
・誰が何を引き継ぐのか
・何を残し、何を処分するのか
・不動産や預貯金をどう分けるのか
こうした
相続の核心部分が、
一気に表に出てきます。
その場で初めて、
「こんなに考え方が違ったのか」
と気づくご家族も少なくありません。
■ 遺言書・エンディングノートの重要性
今回のお話を聞いて、改めて強く感じたのは、
遺言書やエンディングノートの大切さです。

遺言書があれば、
「誰に、何を、どのように残すのか」が明確になります。
エンディングノートがあれば、
・想い
・考え方
・家族へのメッセージ
を伝えることができます。
それは、残された家族にとって、
争いを防ぐための大きな指針になります。
■ 「何も残さない」ことが、一番のトラブル
「まだ元気だから」
「考えるのは縁起が悪い」
そう言って何も残さないまま亡くなることが、
結果的に家族を一番苦しめるケースもあります。
相続で揉め、
裁判になり、
兄弟が二度と口をきかなくなる。
これは決して他人事ではありません。
■ 遺品整理の前に、できることがあります
GOENは、遺品整理や空き家整理の現場で、
数え切れないほどの家族の現実を見てきました。
だからこそお伝えしたいのです。
・遺言書を書くこと
・エンディングノートを残すこと
・想いを言葉にしておくこと
これらは、
残された家族への最後の思いやりだと思います。
■ 最後に
遺品整理は、亡くなった後に行うものですが、
相続の準備は、生きているうちにしかできません。
今回のお見積もりで聞いたお話は、
私自身にとっても、改めて身が引き締まるものでした。
どうか皆さんには、
同じような争いが起きないよう、
一度立ち止まって考えていただければと思います。
GOEN
代表 小口敦志