【エンディングノートの書き方】実務者が教えます!

2026年01月28日

家族を揉めさせないための「エンディングノート」の書き方

こんにちは。
株式会社GOEN 代表の小口です。

遺品整理の現場に立ち会っていると、
「エンディングノートがあれば…」
そう思わされる場面に何度も出会います。


■ エンディングノートは「終活ノート」ではありません

エンディングノートと聞くと、

  • まだ早い
  • 縁起が悪い
  • 年配の人が書くもの

そう感じる方も多いかもしれません。

高齢の女性とエンディングノート

ですが、実務の現場から言わせていただくと、
エンディングノートは「家族を守るためのノート」です。

相続で揉める多くのケースは、
「何も書き残されていなかった」ことが原因です。


■ 遺言書とエンディングノートは役割が違います

まず大切なのは、混同しないことです。

  • 遺言書:法的効力がある(財産分与を決める)
  • エンディングノート:法的効力はない(想い・考えを伝える)

エンディングノートは、
遺言書を補完する存在だと考えてください。

数字や法律では伝えきれない部分を、
言葉で補う役割があります。


■ 実務者が見る「書いてあって助かる項目」

遺品整理の現場で、実際に役立つと感じる項目を挙げます。

① 家族・親族について

  • 連絡先一覧
  • 疎遠になっている親族の有無
  • 関係性についての補足

→ 相続で「聞いていない」「知らなかった」が一番揉めます。

② 財産の情報(大まかでOK)

  • 預貯金がある金融機関
  • 不動産の有無
  • 借金・ローンの有無

→ 金額を書かなくても、存在が分かるだけで十分です。

③ 物に対する想い

  • 残したい物
  • 処分してよい物
  • 特定の人に渡したい物

→ 遺品整理で一番悩むのがここです。

④ 葬儀・供養について

  • 葬儀の規模
  • 宗教・宗派
  • お墓についての考え

→ 家族の精神的・金銭的負担を大きく減らします。


■ 「完璧に書こう」としないでください

多くの方が途中で挫折します。

理由はシンプルです。
完璧に書こうとするからです。

エンディングノートは、

  • 途中まででもいい
  • 空欄があっていい
  • 何度書き直してもいい

「書き始めること」が一番大切です。


■ 相続トラブルの多くは「気持ちの行き違い」

遺品整理の現場で感じるのは、
相続トラブルの原因は「お金」よりも、

・なぜそうしたのか分からない
・親の考えを聞いていない
・不公平に感じる

こうした感情のズレであることが多いです。

エンディングノートは、
そのズレを埋める最後のコミュニケーションです。


■ 最後に

エンディングノートを書くことは、
「死の準備」ではありません。

残される家族への思いやりです。

遺品整理の現場で、
「書いてあって助かりました」と言われることはあっても、
「書いてあって困った」という声は一度も聞いたことがありません。

ぜひ、今日このあと10分だけでも、
ペンを持ってみてください。

GOEN
代表 小口敦志

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