ゴミ屋敷、片付かないのは…私のせい?

2020年02月20日

こんにちは。
2月の長野にしては珍しく暖かい日が続き、過ごしやすくもあり、違和感もあり、なんとも不思議な気分です。
花粉症の方にはそろそろ憂鬱な季節となるでしょうか…
実は私も数年前から花粉症を発症し、鼻水くしゃみに、頭のだる重感…しかし負けてはいられません!
マスクと透明メガネで出来るだけガードして、この時期を乗り切っていきます!

さて、今日のテーマは、片付かないのは、私のせい?ということなのですが…。
みなさんは、ゴミ屋敷住人というとどんな方を思い浮かべますか?
偏屈で目が合ったら怒鳴られそうなおじいさん?
野良猫に餌付けして、猫屋敷を作っているおばあさん?
よくテレビなどで目にするのは、そういった、「一癖ありそうな人」かと思います。
ゴミ屋敷 でも私が実際に仕事をしている中では、小綺麗な若い女性や、スーツを着たサラリーマンの男性など、
いわゆる「普通の人」が住人だったりします。
皆さん驚かれますが、マンションやアパートの世帯数の約1割くらいは、ゴミ部屋一歩手前…だったりすることも。
じゃあ、その人たちが特別だらしないからそうなってしまうのか?
必ずしもそうではないと私は考えます。

例えば、毎日コンビニで3食と飲み物、おやつなんかを買うとします。
お弁当の空箱が1日3箱、ペットボトルが2、3本、お菓子の袋…1日分でもけっこうかさばります。
今はコンビニも防犯上ゴミ箱が店内に設置されているお店が多く、通りがかりにちょっと捨てる、も難しかったりします。
自治体にもよりますが、長野市では、可燃ゴミの日は週に2日、プラゴミの日は週1日、
ペットボトルの回収は月に2回です。たまたまゴミの日の朝、家に居られなかったり、体調を崩して寝込んでいたら、どうでしょうか。

たまたま急な出張が重なってしまったら?

たまたま分別を間違えてしまった時、近隣の方に文句を言われたりしたら?

キチンとした真面目な方であるほど、正しく出さなきゃ、しっかり分別しなきゃ、
怒られたらどうしようとゴミ出しへのハードルは高くなってしまいます。
どんどん増えるゴミの詰まったコンビニ袋、ペットボトル、散らかった部屋、
溜まっていく洗濯物、どうにかしたいのに、毎日深夜クタクタに疲れ切って帰宅して、
ご飯を食べてお風呂に入って寝るのが精一杯、という人も、
仕事や子育てに追われて日々いっぱいいっぱいのお母さんやお父さんも、たくさんいらっしゃるでしょう。

こんな「たまたま」が重なった時、自分に余裕がない時、心身共に不調な時、
ゴミ部屋化は誰にでも起こり得る可能性があります。
だから私は、特別なことだとも、だらしない事だとも思いません。
遠くまで徒歩で行くのは大変だから車を使おう、
視力が弱いからメガネを使おう、耳が聞こえづらいから補聴器を使おう、
それらと同じように、片付かないなら業者を使おう、でもいいんじゃないかなあ、と思うのです。
ゴミ屋敷 少々の出費は痛いかもしれませんが、数時間後、綺麗になった部屋を取り戻して、
別人のように顔が晴れていくお客様の様子を何度も見てきました。

なかなかご自身からは言いにくいことかもしれません。
ですが、勇気を出して一歩手前に進めるように、
きっかけがなかった方も、このブログを読んだのをきっかけに、
ぜひ、お気軽にご連絡してみてください。

ゴミ屋敷についてのご紹介もご覧くださいね。

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