【スタッフ渡辺】一人で亡くなるという事

2024年02月28日

家族がいたとしても1人で亡くなる方がいる   ブログをご覧いただきありがとうございます。渡辺です。 最近、印象に残った現場について書きたいと思います。そこは特殊清掃の現場なのですが、特殊清掃というと大体アパートの一室であることが多く、部屋数もそんなに多くなく、大体はずっとひとり暮らしだったんだろうなあ、という現場が多いです。 ですがそこの現場は、子供用のおもちゃや犬用のゲージなどがあって家族で暮らしていたような感じ。 いつものように作業を進めていると、手紙や日記などがたくさん出てきました。あまり良くないですがふと読んでしまうと、私はもう長くは生きれない気がする...といった趣旨のことが書いてありました。おそらく精神的な病にかかっていたのかなあと思われます。 結果、その方はその部屋で1人亡くなったのだと思いますが、ペットと一緒に家族で暮らしていたような方でも何かの拍子で孤独死されることがあると思うと、本当に自分がいつ孤独死してもおかしくないな、ということを実感します。 写真もたくさん出てきて人との繋がりが確実にあった方だと思われます。 その方がどういった経緯でこのような結果になってしまったのか、また部屋に家族との思い出がたくさん残ったままなのになぜ1人だったのか、わからないことはたくさんありますが、本当に悲しいことが起きてしまったなあ...と作業中でも苦しくなるような現場でした。 孤独死が少なくなるということは、私たちへの依頼も少なくなるということで、それはそれで大変ですが、孤独死が少しずつでもいいから減って欲しい、改めてそのように感じさせてくれる現場でした。 悲しいこともありますが、遺品整理で感謝されることはそれ以上に多くあります。感謝の言葉を励みにして、今回のこともあまり引きずらず、また明日から頑張りたいと思います。 お読みいただきありがとうございました。 渡辺脱臭作業で噴霧

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