【スタッフ渡辺】落ち込んでばかりいられない孤独死の現場

2024年03月15日

印象的な現場を終えて   ブログをお読みいただきありがとうございます。渡辺です。 今回は先月のブログに書かせていただいた印象に残った現場の作業が終わりましたので、そのことについて書こうと思います。 中々ないことなのですが、作業中に、この人の孤独死を防ぐことはできなかったのか...などと落ち込みながら作業をしてしまう現場でした。 先日、社長とお話しさせていただく機会がありました。そこで、我々の仕事は部屋をきれいにすることで住まわれていた部屋や家をリセットすることだ、というお話を伺いました。 リセットということは、また新しい部屋に生まれ変わるということです。 作業を続けていく中で、残っていた日記や孤独死跡の汚れなどがなくなっていきます。そのことによって作業にもかなり集中できるようになり余計なことを考えることも少なくなっていきました。 そうして作業を全て終えて、部屋の残置物もすっかりなくなり、まっさらになった部屋を見て、社長のおっしゃる通りだなあ、と1人感じていました。 今回の現場の作業中に感じていた可哀想だなあ、といった悲しい気分も作業を終えた後はそれほど湧いてこず、すっきりと清々しい気持ちになりました。 なにかどんよりとしてみえた部屋も、明るく見えるし、ここから出たい、という気分にもなりません。 ただ、臭いを消すために撒いた薬品のおかげでむせるので、別の意味ですぐに出たくなる部屋にはなっていましたが笑 とはいえ人の死に間接的に関わる仕事として、亡くなった方を慮ることは大事なことだと思っています。 これからはあまり神妙な気持ちにはならないよう、だけれども亡くなった方のことを慮ることはできる作業者になっていきたいと思いました。 難しいことだと思いますが、それは大事なことじゃないかなあ、と個人的には思います。 お読みいただきありがとうございました。 渡辺キッチン移動

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