ゴミ屋敷にかかる時間は想定以上 ブログをお読みいただきありがとうございます。渡辺です。 このブログを書いているのが9月末なのですが、やっと涼しくなり始めました。それでもまだ例年よりは暑いと感じますが、現場作業をしていて以前よりも疲労感が少なくなり、ありがたいなあと感じています。 そんな中でも先日はどっと疲れる現場がありました。ゴミ屋敷です。 住んでいる方はおらず、全てきれいに仕上げる現場でした。 部屋の間取りは2kで、普段の作業であればそれほど時間はかからず終わる広さです。 ですが、今回の現場は私が今まで見た中でなら、最も高くまでゴミが積まれているゴミ屋敷でした。他の部屋にも多いですが一室だけ山の高さが異常に高い。ただ、ゴミがうず高く積もっているのは一部屋だけ。それもパッと見た感じではビニール袋が積もっているだけのようでポンポン回収していけばそれほど時間はかからないかも? この現場はそんな期待を軽く裏切ってくれました。 ビニール袋を取り出していくと、その下には雑多に積まれたゴミたちが現れてきました。それを取り崩そうとすると、(あれ、ゴミが取れない、というか抜けない...!) ゴミがギッチギチに詰まっているようです。そのせいで取り崩そうとゴミを引っ張ろうとしても簡単には抜けません。 この密度でこの高さかあ...やばくね?という感想を抱きました。 なぜなら、作業期間は2日の予定ですがそれだとかなり急がないと間に合わないかも、という印象だったからです。 その不安は的中し、ゴミを取り崩して取り除いても取り除いても、そびえたつゴミの壁は全く減っているようには見えません。大量のゴミを回収し続けているはずなのに変わっている気配がほとんどしない。 それでも根気強く作業を続けていくと徐々にですがゴミが減っている気がしてきます。でもそれを仕分けるために取り崩すとまたさっきと同じように見える...。そんなことの繰り返しでゴミを減らしていき、なんとか2日で終わらせることができました。ですが、二日間の内、ほとんどの時間はたった一室を片付けるための時間でした。 ゴミ屋敷にかかる時間は想定を超えてくるなあ、と強く感じさせてくれる現場となりました。 一口にゴミ屋敷といっても、その中身は多種多様。今回のように一部屋にとんでもない密度で溜まっている場合もあることに興味深いなあ、と感じる一方で、こんな狭いスペースにこれほどゴミを凝縮できる、人の業に多少恐怖を感じました。 一旦ゴミが溜まり始めると自分だけで片付けることは非常に困難になります。皆様もお気をつけ下さい...。 お読みいただきありがとうございました。
- 渡辺