5年間放置されたアパートの片付け依頼
こんにちは。GOEN代表の小口です。
今回は、少し毛色の違う片付け現場についてお話しします。
ご依頼は、親御さんの介護で多忙となり、約5年間手つかずになっていたアパートの一室。
遺品整理ではなく、今回は引越しに伴う片付け作業として、一緒に現場に入りました。
部屋を埋め尽くすパソコン部品と保存食
部屋に入ってまず目に飛び込んできたのは、
大量のパソコン部品と、
カップ麺・レトルト食品が積み上がった光景でした。
ケース、ケーブル、基板、SSD、見慣れない部品の数々。
正直なところ、私自身は戸惑う場面も多い現場でした。
現場リーダー岡田の“異様なテンション”
そんな中で、明らかに様子が違ったのが、現場リーダーの岡田です。
岡田は大のパソコン好きで、自作PCも組むほど詳しい人間。
現場に入るなり、明らかにテンションが上がっていました。
「社長、これ…結構すごいですよ」
その言葉どおり、現場には
珍しく、価値のあるパソコン部品が多数混ざっていました。
SSD・DDR4(BDR4)・マイニング需要
特に印象的だったのが、
- SSD
- DDR4(BDR4)メモリ
- マイニング用途を想定したパーツ
AI処理やマイニング需要の影響で、
DDR4などのメモリが現在高騰していることもあり、
「知らなければ捨ててしまっていたかもしれない」
そう思わされる品ばかりでした。
今回の現場で、自分自身の知識不足を痛感しました。
「捨てる」ではなく「活かす」片付け
今回の片付けでは、
- 必要な物 → お客様の引越し先へ集約
- 不要と判断された物 → お客様了承のうえで買取・リサイクル
という形で作業を進めました。
パソコン部品のような分野は、
価値が分かるかどうかで結果が大きく変わります。
GOENでは、ただ処分するのではなく、
「活かせる物は活かす片付け」を大切にしています。
片付けは「情報」と「知識」で差が出る
今回の現場を通して改めて感じたのは、
片付けは単なる力仕事ではない、ということです。
知識があれば資産になり、
知らなければゴミになってしまう。
AIやITの進化が進む今、
パソコン部品や電子機器の価値は、
これからますます変動していくでしょう。
今回の現場は、
「片付けとは何か」を改めて考えさせられる、
非常に学びの多い現場でした。
代表 小口敦志



