
遺品整理は自分でもできます。ひと部屋程度で、重い家具がなく、期限に余裕があるなら十分です。一方で「一軒まるごと」「期限が決まっている」「2階から大型家具を下ろす」のいずれかが当てはまると、途中で止まる方が多くあります。目安として、ひと部屋(1K程度)をお願いした場合の費用は41,800円〜です。
軽トラックを借りて、クリーンセンターへ3往復。それでも部屋はまだ半分。——自分でやると決めた方から、途中でご相談をいただくことがあります。
この記事は「頼んでください」という話ではありません。自分でやる手順と、どこで判断すればいいかを正直に書きます。
自分でやる手順
1. 探す物を先に決める
通帳、印鑑、権利証、保険証券、年金関係の書類、遺言書。それと形見にしたい品。「これだけは見つけたい」を紙に書き出してから始めます。あとで探し直すのが、いちばん時間を食います。
2. 部屋ごとではなく、物の種類で分ける
部屋ごとに進めると、だいたい途中で止まります。衣類、食器、紙類、家具、家電——種類でまとめた方が判断が早く、処分の方法も揃います。
3. 「保留」の箱を作る
迷う品をその場で決めないための箱です。これがないと、1枚の写真の前で30分止まります。
4. 自治体のルールを先に調べる
ここを後回しにすると計画が崩れます。長野市ほか各市町村で、粗大ごみの申し込み方法・収集日・持ち込みできる時間帯・1回の量の上限が決まっています。申し込みから収集まで日数がかかることもあるので、先に確認してください。
5. 家電リサイクルの対象を分ける
冷蔵庫・洗濯機(衣類乾燥機)・テレビ・エアコンの4品目は、通常のごみに出せません。リサイクル料金と運搬費が別にかかります。パソコンや小型家電も自治体ごとに扱いが違います。
6. 売れる物を分ける
捨てる前に分けておきます。桐たんす、骨董品、古道具、農機具、着物、時計、カメラ、楽器、貴金属。価値の判断は難しいので、迷う物は捨てずに残すのが安全です。
自分でやるときに、つまずきやすい3つ
運び出せない
桐たんす、食器棚、ベッド、冷蔵庫。2階から階段を下ろす作業は、男性二人でも難しいことがあります。壁や床を傷つけると、賃貸では修繕費がかかります。
量が読めない
見た目の印象と実際の量は、だいぶ違います。「軽トラ2回で終わる」と思った家が、5回かかることは珍しくありません。押し入れ、天袋、物置、納屋。長く人が住んだ家ほど、物は多いものです。
気持ちが続かない
これがいちばん大きい理由だと思います。思い出の品を前に手が止まるのは自然なことです。週末だけで進めると、気持ちの切り替えを何度もやり直すことになります。
頼んだ方がいい境目
次のどれかに当てはまるなら、一度見積もりを取ってみることをおすすめします。無料ですし、取ったうえで自分でやると決めても構いません。
- 期限がある:賃貸の明け渡し、施設の退去、売却や解体の日程が決まっている。
- 一軒まるごと:戸建て、または物置・納屋・蔵がある。
- 遠方に住んでいる:何度も通う交通費と時間を足すと、頼んだ方が安く済むこともあります。
- 大型家具・家電が複数ある:運搬と家電リサイクルの手配が重なる。
- 一人でやることになりそう:ご兄弟が遠方、ご自身が高齢、体調に不安がある。
費用の目安(長野)
頼む場合の料金目安です(税込)。確定額ではなく目安です。
| 規模 | 内容の目安 | 料金の目安(税込) |
|---|---|---|
| ひと部屋だけ(1K程度) | 軽トラック1台分程度・2名・約4時間 | 41,800円〜 |
| 一軒まるごと(2階建 3LDK程度) | 2tトラック3台分程度・3〜4名・1〜2日 | 275,000円〜 |
| 少量の処分だけ | 処分費 軽トラ1台分 | 26,000円〜 |
| お手伝い(一緒に進める) | 1人・1日 | 20,000円〜 |
- 特定家電(冷蔵庫・洗濯機・テレビ・エアコン)のリサイクル料は別途必要です。
- 買取できる品があれば、査定額を作業費から差し引きます。
全部頼まなくていい、という使い方
意外と知られていませんが、「ここだけ」という頼み方ができます。
- 仕分けは自分でやって、搬出と処分だけ頼む
- 衣類や紙類は自分で、大型家具だけ頼む
- 判断に迷う品の査定だけ見てもらう
- 1日だけ一緒に入ってもらい、進め方を決める(お手伝い1人1日20,000円〜)
自分でできる部分を残した方が、費用は軽くなります。遠慮なくご相談ください。
代表・小口から:母が一人で、片付けていた
少し個人的な話をさせてください。ずいぶん前に身内を見送ったとき、母が一人で遺品の整理をしていました。当時の私は、特に手伝いもせず、ただ見ているだけでした。とても大変そうだったことが、今も印象に残っています。手伝えばよかった、という後悔が少しあります。
だから「自分でやります」とおっしゃる方に、無理にお願いしようとは思いません。ご家族でやり切ったという時間には、意味があります。
ただ一つだけ。一人で抱え込まないでください。ご兄弟に声をかけるのでも、途中で誰かを入れるのでも構いません。あのとき母に声をかけられなかった自分が言うので、説得力がないかもしれませんが。
故人を尊重する遺品整理の会社をつくりたかった。それが私のはじまりで、いまも変わりません。
よくある質問
Q. 途中まで自分でやりました。残りだけ頼めますか?
A. できます。よくあるご依頼です。残っている物を見たうえで、無料でお見積りします。「ここまでやったのに」と気にされる必要はありません。
Q. 自分で運べば、処分費だけで済みますか?
A. 自治体の施設へご自身で運ぶ場合は、受付時間・1回の量・分別の条件があります。先に市町村の窓口でご確認ください。
Q. 価値があるか分からない品は、どうすればいいですか?
A. 捨てずに残しておいてください。ご家族が「売れない」と思っていた品に値がつくことは珍しくありません。査定だけのご相談も承ります。
見積もりだけ取って、自分でやると決めても構いません
金額が分かると、自分でやる計画も立てやすくなります。見積もりは無料、ご相談は365日24時間お受けしています。その場で契約をお願いすることはありません。
関連ページ:遺品整理/遺品整理の費用相場/捨てない片付け(買取・リユース)/お客様の声
対応地域:長野市を中心に、須坂市・千曲市・中野市・上田市・松本市ほか長野県全域。
▶ 無料の現地見積もり・ご相談はこちら(電話/LINE/お問い合わせフォーム)
※ ごみの出し方・粗大ごみの申し込み・持ち込みの条件は市町村によって異なり、変わることもあります(2026年10月時点)。実際の手続きは、お住まいの自治体の窓口でご確認ください。



