懐かしい想い出の品々に、時を経て蘇る“生きた証”
※2016年 3月16日(水)6時15分〜テレビ信州『報道ゲンバFACE』にて放送
嫁ぐまで暮らした想い出深い生家
ご依頼者は50代の女性、嫁ぐまで過ごした築100年以上の家でした。
10年以上前にこの家に住んでいた両親が他界し、誰も住まなくなったため解体を考え、ご依頼をいただきました。
特に多くの時間を費やしたのはリビング。
解体することは少し寂しい気持ちもあるけれど、そのころの楽しい想い出と風景がずっと脳裏に焼き付いているので大丈夫と語るご依頼者。
自分たちも歳をとり、自分たちの荷物も片付けなければいけない時期が来たため、今回依頼に踏み切ったそうです。
初めて見る遺品の品々
大きな家具はスタッフが対応し、細かいものはご依頼者が一つ一つ確認しながら進めました。そうすると、見たこともない父と母の愛用品が次々と出てきました。
写真、煙管(キセル)など、当時の生活ぶりを感じさせる品々。
中には、父親が戦地に行くときに周りの人たちが書いた寄せ書きが見つかりました。
一緒に住んでいたご依頼主もこの存在は知らなかったそうです。
終戦時父は19歳、戦地には行かず終戦になったのでそのまま取っておいたものでした。
また、本と本の間から出てきた一冊の大学ノート。それは「母の秘伝のレシピ帳」でした。
母が書き残していたのは知っていたけれど、亡くなった時に探した時はわからなかったそうです。今回の遺品整理で見つかったので、家に持ち帰り、母の味の再現をしてみたいと喜んでいらっしゃいました。
さらに、ファイルに挟まって出てきたのは、母が父に当てた「ラブレター」
新婚の時に東京に単身赴任をしていた父むけに母が書いたものでした。
“正月お帰りの際、私へと特別な土産を買わないでください”
知ることがなかった両親の互いを思いやる愛の深さと、垣間見れる母の人柄にご依頼主も嬉しそうです。「こちらもしばらく持っておいて見ようかなと」とご依頼主。
蘇った想い出の品々と懐かしい記憶
家中の整理を終え、レシピや写真など、懐かしい品々に、ここで育った頃の思い出が蘇ったと語るご依頼主。
「ちょっと涙が出たなって感じがしますが、よかったなと思います。」
今回のご依頼だけではなく、弊社にご依頼いただく方は最後みなさんこのような気持ちになります。
長寿県長野。
少子高齢化・核家族化・一人暮らしの高齢者がこれからどんどん増える世の中で、遺品整理などの需要は年々増えていきます。また、元気なうちに荷物を整理したいというご高齢者の方も増えています。
遺品整理は、第三者が入ることで残された遺族の方の気持ちが晴れ、また新たな、明日の一歩が踏み出せるように、手助けをするもの。
ぜひ一人で悩まず、まずはお気軽にご相談をください。