【スタッフ塚田】孤独死の現場から思う「人と繋がること」

2021年09月28日

今年はいつもの年と比べて特殊清掃のご依頼が多い気がします。
昨年から続く新型コロナウィルス感染症の影響で、外出したり人と会う機会が減り、家の中で過ごす時間が増えていることが影響しているのかもしれません。

自宅で一人で亡くなることを「孤独死」と言います。
亡くなった方の発見が遅れるほど、孤独死の現場は壮絶になり、特殊清掃の作業も大変になってきます。
数日以内であれば簡単な清掃と消毒で済むこともありますが、数週間〜数ヶ月経つと、体液がどんどん拡がり、ご遺族や大家さん、管理会社の方でも現場に入るのをためらうほどの臭い、見たこともないような虫やウジやハエが大発生していき、現場はさらに悲惨な状態になってしまいます。

こうなってしまうと、床材や壁紙なども全て撤去する必要が出てくるため、かなり大掛かりな作業になります。
よく孤独死の現場はどんな臭いがするのか、と聞かれることがありますが、日常生活では感じたことのない、何とも言い表せない臭いで… あえて例えるなら、肉や魚の腐った匂いを何百倍にもしたような感じでしょうか…

孤独死に立ち会うことになった時、ほとんどの方にとっては未知の世界なので、パニックになったり、怖さや不安を大きく感じると思います。
弊社は豊富な経験と、確実に解決できる技術を持っています。
どのような現場でも必ず対応させていただきますので、どうかためらわずにご連絡ください。

最後に僕から皆様に伝えたいことです。
孤独死は年齢、性別に関係なく、誰にでも起こりうる可能性があります。
生きている人間である以上、必ず亡くなる日は来るからです。
それが自宅であった場合、大切なのは亡くなってからなるべく早く誰かに見つけてもらうことだと思います。

このブログを読んでいただいた皆様には、コロナ禍の今だからこそ、ご近所の方との付き合い方だったり、ご家族や友人知人とこまめに連絡を取ることなど、「人と繋がること」について、あらためて考えていただけたら嬉しいなと思います。

塚田

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