【スタッフ横田】僕の初めての特殊清掃

2021年10月11日

これまで様々な特殊清掃の現場に携わってきましたが、僕が一番印象に残っている現場は初めての特殊清掃として入った現場です。

ご遺体の痕跡が色濃く残っていたり、それに加えゴミや荷物で溢れていたり、その影響で匂いがこもりハエやウジなどであふれていたり、換気扇が回っていれば虫や臭いはその中にも入り込み掃除の際取り外すとそれらが溢れてくるなど一見衝撃的な場面も数多く体験してきました。

ですが、その初めて入った現場は臭いやシミも大したことなく、部屋も比較的きれいに片付いている現場です。
初めての特殊清掃の現場で緊張していたというのもありますが、そんな中でも印象に残っている光景は、ご遺体があったであろう場所のすぐ近く、テーブルの上の食べかけの食事跡でした。亡くなられた方の死因・性別や年齢などは詳しく知ることはありません。
ですが、部屋に残されている物や雰囲気でなんとなくわかったりすることもあります。

いつも通りの食事の最中に突然亡くなられたのか、食事中少し横になった時に亡くなられたのか、その方の死の直前の光景が目に浮かぶ様で怖ろしくもなり、死という理不尽さに不安な気持ちになったことを覚えています。

当初はよく気分が落ち込むこともありましたが、そのほか様々な現場に携わり清掃や消臭の技術も身に付き今では、現場によっては少人数でも素早く初期対応や作業完了までこなせるようになってきました。
特殊清掃にも慣れてきたと言えばそうですが、時折そのときの気持ちを思い出したりして落ち込んだり滅入ったりもします。

しかしプロという意識を忘れることなく、ご依頼者様には信頼を、ご遺族様や故人様には敬意をもって仕事に徹したいと思います。

特殊清掃はプロにお任せください。ぜひ安心して、お気軽にお問い合わせください。

スタッフ横田

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