
片付けが進まないのは、体力が足りないからではありません。「これはどうしよう」と考える回数が多すぎるからです。先に物の行き先を決めて、手元には2〜3分で分けられる量だけを置く。それだけで、手が止まりにくくなります。
先日、新人と一緒に入った現場でのことです。段ボールが頭の高さまで積まれていて、中には書類も雑貨も衣類も混ざっている。どういう経緯でこの詰め方になったのかは分かりません。日程はとてもタイトでしたが、作業のスピードが上がりませんでした。
「そこで開けるな」と言った理由
新人は、積まれた山の前に立って、箱をひとつ開けては中を分けていました。まじめなやり方です。けれど、これがいちばん疲れます。
箱の前で仕分けると、手の届かない範囲に残りの山がずっと視界に入り続けます。散らばった書類、衣類、紙類。そこに意識が引っ張られて、脳に負担がかかります。
そこで、こう伝えました。その場で分けるのをやめて、広いところにブルーシートを敷く。段ボールを1つではなく3つ、4つまとめてひっくり返して、自分の目の前で分ける。
手元に置くのは「2〜3分で分けられる量」だけ
目の前に置く量は、自分のキャパシティに合わせます。目安は2〜3分で分け終わる量です。
これより多いと、終わりが見えずに気持ちが折れます。少なすぎると、箱を取りに行く往復で時間を使います。2〜3分で片がつく量を繰り返すほうが、結果的にずっと早い。現場で何度も確かめてきたことです。
先に「行き先」を決めておく
仕分けを始める前に、置き場を決めます。ここを飛ばすと、一つひとつで手が止まります。
- まず残す物を頭に入れる:権利書などの重要書類、保険証、支払いの書類、手紙、写真。「これが出てきたら必ず取っておく」と決めておきます。
- 置き場に名前をつける:可燃物はここ、不燃物はここ、リサイクルできる物はこのカゴ、紙類と衣類はこの袋。
決めてから始めると、手に取った物を「これはどうしよう」と考えなくなります。考える前に、手が勝手に動く。これが仕分けのいちばん楽な状態です。
プロでも、ここまで2年かかります
手が勝手に動くようになるまで、現場ではだいたい2年。飲み込みの早い人で3か月ほどです。
なぜこの話をするかというと、ご自身で片付けていて手が止まるのは、当たり前だからです。年単位で現場に入っている人間でも、慣れるまでに時間がかかります。一日で一軒を片付けられなくても、それは普通のことです。
ご自宅で真似できる、3つだけ
- 箱は3つまで、広い場所に出す。押し入れの前ではなく、居間など動ける場所で。
- 残す物を先に紙に書く。「通帳」「保険証」「写真」。3つでも構いません。
- 袋とカゴに名前をつける。「燃える」「燃えない」「迷う」。「迷う」を作っておくと、手が止まりません。
これだけで、同じ時間で片付く量が変わります。道具を買い足す必要はありません。
片付けは、気が晴れます
GOENの経営理念は「片付けでみんなを笑顔にする」です。きれいな言葉を掲げているつもりはなく、現場で何度も見てきたことを、そのまま置いています。
物が減ると、気持ちが晴れます。作業の前と後で、お客さまの表情がはっきり変わる。「ずっと気になっていたことが、やっと終わった」とおっしゃる方が本当に多いのです。
物が多いと、人は疲れます。目に入る情報が多いだけで、頭も体も、気持ちも疲れる。だから片付けは、物を減らす作業に見えて、疲れる理由を減らす作業なのだと思っています。
費用の目安(長野)
| 内容 | 料金の目安(税込) |
|---|---|
| お手伝い(1人・1日) | 25,000円〜 |
| 汚部屋のお手伝い(1人・1日) | 35,000円〜 |
| 処分費(軽トラ1台分) | 26,000円〜 |
| ひと部屋(1K程度・2名・約4時間) | 41,800円〜 |
| 一軒まるごと(2階建3LDK程度) | 275,000円〜 |
いずれも目安で、物の量や搬出環境によって変わります。買取できる品があれば、査定額を作業費から差し引きます。現地見積もりは無料です。
よくある質問
Q. 自分でやると、どれくらいかかりますか。
A. 物の量と、判断に慣れているかで変わります。一日で一部屋を目標にせず、「押し入れひとつ」「段ボール5箱」のように範囲を区切るほうが続きます。プロでも仕分けに慣れるまでは年単位です。
Q. 途中まで自分でやって、残りだけ頼めますか。
A. できます。仕分けはご自身で、重い物の搬出と処分だけ、という形がいちばん費用を抑えられます。お手伝いは1人1日25,000円〜(目安)からお受けしています。
Q. 何から手をつければいいですか。
A. 判断が軽い場所からです。賞味期限の切れた食品、明らかに使わない物。迷う物(写真・手紙)は後回しで構いません。写真から始めると、たいてい見入ってしまって一日が終わります。
手が止まるのは、あなたのせいではありません
やり方を少し変えるだけで、同じ体力でも進む量が変わります。それでも量が多すぎるときは、一日だけお手伝いに入ることもできます。見積もりは無料、ご相談は365日24時間お受けしています。
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対応地域:長野市を中心に、須坂市・千曲市・中野市・上田市・松本市ほか長野県全域。
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