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畳1枚を、大人4人で運んだ。台風19号から7年、災害に備える片付け|ラジオで話したこと

2026年10月12日

畳1枚を、大人4人で運んだ。台風19号から7年、災害に備える片付け|ラジオで話したこと
※ 画像はお客様のプライバシーに配慮し、実際の現場ではなくAIで作成したイメージです。

災害に備える片付けで、いちばん効くのは「大切なものがどこにあるか、家族で共有しておくこと」でした。水害の片付けに入って、はっきりそう感じました。

2019年10月の台風19号から、この10月で7年になります。放送のあった3連休のさなか、番組の冒頭でその話になりました。あのとき私たちは、会社としてボランティアで片付けのお手伝いに入りました。

毎月第2月曜のお昼、SBCラジオ「坂ちゃんのずくだせえぶりでぃ」のコーナー「プロに聞く、モノとココロの整理術」に、GOEN代表の小口敦志夫妻が出演しています。2026年10月12日の回でお話ししたことを、記事にまとめ直しました。

現場で見たこと。畳1枚を、大人4人で運びました

道路が茶色く濁り、家財が乱れて置かれている。テレビの中で見たような光景が目の前にあって、言葉を失いました。

現場に入っていちばん驚いたのは、重さです。水を吸った布団や畳は、普段なら一人で運べるものが持ち上がりません。畳1枚を、大人4人がかりでようやく運びました。

そして量です。いらないものだけを出すのではなく、水に浸かったものは基本的にすべて外へ出します。まだ立派なタンスも、来客用の布団も。家の前に積み上がる山は、普段の片付けで見る量をはるかに超えていました。

そのすぐ隣で、家主さんは気丈に振る舞っておられます。ただ、気持ちが落ち着いているはずはありません。女性スタッフが入ったとき、「下着は女の人に見てもらえるかしら」と小さな声で頼まれたこともありました。どこまでお手伝いが必要かを家主さんに確認し、ボランティアセンターの方と打ち合わせをしながら、日ごとに必要な場所へ向かいました。

「あれ、出しちゃったっけ」をなくすために

片付けのさなかには、「あれ、出してしまったんだっけ」「うちになかったっけ」と、あとになって慌てる方がいらっしゃいました。

実際に、外へ出されたタンスの引き出しから貴金属や現金が見つかったことがあります。たまたま確認していたので、家主さんにお返しできました。ただ、あのどさくさで何もかも出してしまうと、アルバムもお金も、大切なものが紛れてしまいます。

ですから、備えの一つ目はこれです。貴重品、思い出の品、大切なものの置き場所を、家族で共有しておく。アルバムも、パソコンやスマートフォンの中のデータも同じです。「仮に被災しても、この場所にある」と分かっていれば、見つけ出せます。

自分だけが分かっていても、自分がどうなるか分かりません。かといって全部を共有するのは難しい。これは奥様だけが知っているもの、これは息子にだけ、これは家族みんなで。そんなふうに分けて伝えておくのも一つの方法です。

今日からできる備え、あと2つ

  • 非常用の持ち出し袋を一か所に。災害はどこで起きてもおかしくありません。保険証のコピーや常備薬など、避難に必要なものをまとめて置いておく。
  • 物を減らして、逃げる動線を確保する。物が多いと、倒れたり落ちてきたりします。戸棚が開いて中の食器がすべて飛び出すこともあります。日頃から少し減らしておく、家具にストッパーを付ける。そうした小さなことが、いざというとき効いてきます。

家の中の避難経路も、一度考えておく

避難経路の確認は、普段からされていると思います。ただ、水害の現場では、家の扉そのものが開かなくなっていたお宅もありました。

窓から逃げるならどの経路か。家の中でいちばん安全そうな場所はどこか。外に出てからの経路だけでなく、家の中の経路も、一度考えておくことをおすすめします。

片付いている家は、復旧も早かった

整理されているお宅は、荷物の量そのものが少なく、作業が早く進みました。逆に「お客さんはそんなに来ないのに」というくらい来客用の布団や座布団があったお宅は、それだけ量が増えました。

もう一つ。「ここには何が入っている」とご自分で把握されている家主さんは、「これはもうゴミでいい」「ここはちょっと見ます」と、捨てるものと探すものがはっきりしていて、やり取りがとてもスムーズでした。

普段から、自分なりにどこに何があるかを把握しておく。それが、災害のときの負担を軽くします。

放送を聴いていただけます

この回の音源と、これまでの各回は、メディア掲載・講演会のページにまとめています。台風19号の直後、2020年11月の回でも同じ現場のことを話しています。あわせてお聴きください。
SBCラジオ『坂ちゃんのずくだせえぶりでぃ』プロに聞く、モノとココロの整理術

※SBCラジオ『坂ちゃんのずくだせえぶりでぃ』/毎月第2月曜日 12:30〜
※音源はSBC信越放送さまの許諾をいただいて公開しています。

よくある質問

Q. 災害に備える片付けは、何から始めればいいですか。

A. まず、貴重品や思い出の品など大切なものの置き場所を家族で共有することです。次に、保険証のコピーや常備薬を入れた持ち出し袋を一か所に。そして、倒れたり落ちてきたりしそうな物を減らし、逃げる動線を確保しておくことです。

Q. 物を減らすといっても、何から手をつければいいですか。

A. 来客用の布団や座布団のように、「あるけれど使っていないもの」からが取りかかりやすいです。水害の現場でも、そうした物が多いお宅ほど運び出す量が増えていました。ご自分で進めにくいときは、生前整理のお手伝いもしています。

Q. 片付けの途中で大切なものが紛れてしまうのが心配です。

A. GOENの片付けでは、作業前に残すものや探してほしいものを伺い、出てきた現金・通帳・貴重品はすべてご依頼者さまにご確認いただきます。こちらの判断で処分することはありません。

日頃の片付けが、いざというときの備えになります

どこに何があるか分かっていると、片付ける側も助かりますし、ご自分でも「どこにやったかな」がなくなります。日頃から、片付けや整理を心のどこかに置いておいていただければと思います。そして、ご家族で少し話をしておく。それがいちばんの備えかもしれません。見積もりは無料、ご相談は365日24時間お受けしています。

関連ページ:メディア掲載・講演会/ゴミ屋敷片付け・生前整理/遺品整理/お客様の声

対応地域:長野市を中心に、須坂市・千曲市・中野市・上田市・松本市ほか長野県全域。

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